海外旅行のシーズン真っ只中ですね!
海外旅行は楽しみだけど、英語が心配・・・という人、その気持ちわかります。
私も、英語がぺらぺらとかではないけれど、旅行が好きで、場数を踏むうちに、現地の人と英語でコミュニケーションをとるコツがわかってきました。
この記事では、英語で自分からしゃべったり、尋ねることは、なんとか頑張ればできるけど、相手がそれに応えて何かを言ってくれても、英語が聞き取れなくて、何を言っているのかわからない・・・という時の対処法を紹介します。
本当にかんたんなコツなので、英語がニガテでも、海外旅行へ出発する直前でも、参考にしていただけると思います。
※海外旅行で「自分が英語を話すときのコツ」はこちらの記事に書きました。たった5つのシンプルな英語フレーズでかなり話せますよ!
【目次】
英語が聞き取れない! 何を言っているか1ミリもわからない! 困った時は「ユーミン攻撃」で解決しよう!
会話はキャッチボール。
こちらが話して、相手が返して・・・の繰り返しですよね。
英語の場合、こちらが話すのは、旅行英会話の本を読んだり、シンプルな英語フレーズを暗記したりすれば、意外となんとかなったりします。
ゆっくりでも、多少たどたどしくても、英語で言うだけならなんとかなる。
でも、相手の言っていることを聞き取るのはたいへんです。
そういう時はどうするか?
私のとっておきの方法は、「ユーミン攻撃」です。
こちらが何かを尋ねて、相手がそれにこたえて、何かをしゃべります。
でも、何を言っているかわからない。
そういうときは、
You mean,
ユーミン, (つまり・・・)
と言ってから・・・
・・・自分に都合のいいことを言います!
たとえば、自分が切符を売ってほしいと思っていたら、相手が何と言っていようが、まったく聞き取れていなくても、
You mean, I can buy the ticket from you?
「つまり、あなたから切符を買えるってこと?」
と言ってしまいます。
※You mean 〜 は「ユーミン」と発音します。
文頭につけることで、「つまり、(あなたが言ったのは)〜という意味ですか?」というように、相手が言ったことを確認するのに使える口語表現です。
You mean, I can buy the ticket from you?
「つまり、あなたから切符を買えるってこと?」
このように、相手が何を言っているかまったくわからなくても、とりあえず、「You mean, (ユーミン)」と言ってから、それに続けて、自分にとって都合のいいこと、言ってもらいたいと思っていることを言ってみて、もし当たっていればOKですし、まったく見当違いの場合は、相手が「No, 〜」(違うよ、僕が言ったのはね・・・)と言って、また説明をしてくれるでしょう。
その説明がまた聞き取れなくても、今度は、なんとなく一言ぐらい、キーワードが聞こえたり、最初の発言と合わせて考えることで、相手が言いそうなことが少しは想像できると思います。
そうしたらまた、 You mean, で始めて、尋ねます。
You mean, I can buy the ticket from your colleague on the train?
「つまり、電車の中で、あなたの同僚から切符を買えるってこと?」
こうして、何往復か「ユーミン」を続けると、さすがに正解にたどり着きます。
で、だいたいわかったら、重要なことの時は、最後にひとりごとのように、でも、相手にも聞こえる声の大きさで、自分自身につぶやいてみせます。
すると、もし、それが間違っていたら教えてくれるし、正解だったらそのままです。
I see. I can buy the ticket on the train and I don’t need to change trains.
「 なるほど。チケットは電車で買える、乗り換えの必要はなし、ね」
※この会話例は、私が、イギリスで、切符を買えないまま電車に飛び乗らなければならなかったときに、駅のホームにいた鉄道会社の人に、どうしたらいいか尋ねたときのものです。国によっては、切符なしで乗車したり、車内で乗越しがわかると罰金を取られることがあります。こちらの記事をご覧ください↓
ポイントは、
- 1回目の You mean ユーミンでは、自分にとって都合のいいこと、言ってほしいと思っていたことを言えばいい。
- 次の You mean ユーミンからは、少しずつヒントが出てくるので、ヒントから推理して言う。
- You mean ユーミンを3回くらい続ければ、正解にたどり着く。
ということです。
これが「ユーミン攻撃」です!(さっき命名しました)
主語は I (アイ)と決める(言い出しを決めてしまうのおすすめです!)
ちなみに、
You mean, I can buy the ticket from you?
「つまり、あなたから切符を買えるってこと?」
この文、主語がI (私)になっていますよね。
いつも主語は I(私)で話すと決めてしまって、そこから動詞を考えて文を組み立てると、いろんな主語を臨機応変に使おうとするよりうまくいくと思います。
この場合も、たとえば、「あなたがチケットを売ってくれるってこと?」と、You (あなた)を主語にして話そうと思うと、意外と難しくないですか?
売る= sell? 私に売ってくれる= sell me? ・・・あれ?なんか違う?? あれれ・・・???
・・・という感じになりそうです。
慣れないうちは、主語はほぼいつも I (私)と固定してしまう方がラクだと思います。
英語がニガテな人は、I に限らず、言い出しを、ごく少数のフレーズに決めてしまって、どんな場面でも同じ言い出しを使って話す方がおすすめです。
たくさんある英語のフレーズから、毎回、「どれを使おうか・・・」と選ぶと、時間がかかってしまうし、焦ってしまいます。
そこで、毎回、何を言う時でも、出だしは同じ決まり文句をパッと言ってしまって、そこから頭をフル回転させて辻褄をあわせる方がしゃべりやすいです。
出だしにおすすめの英語フレーズはこちらの記事で紹介しています。
もちろん、もっとスマートに、知的な英語で会話ができることに、越したことはありません。
でも、英語は、そんなに甘いものじゃない。
スラスラと英語がしゃべれるようになるまで待っていたら、寿命が尽きてしまいます。
それよりは、多少凸凹していても、コミュニケーションが取れた方がずっといいですよね。
一言でも現地の人と話せると、海外旅行はグンと楽しくなります。
海外旅行で、相手の英語が聞き取れないときは「ユーミン攻撃」。
英語でコミュニケーションを取るときのヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。