家好き!旅好き!女子のうちとそと

[ひとり][お家][旅行][楽しみ]がキーワード。働くおひとりさまの日常ブログ

【イギリスの鉄道あるある!】車なしでイギリスの地方を個人で旅する人のためにイギリスの鉄道の基本をまとめました

イギリスの鉄道の基本。日本人旅行者が知っておきたいこともうすぐ旅行シーズン。

今日は、イギリスの鉄道の特徴と、イギリスの鉄道で旅行するときに知っておきたいことなどを紹介します。

私は車の運転をしないので、どこに行くにも大抵、公共のバスか鉄道、長距離バス(コーチ)です。

タクシーも基本乗りません。

女ひとり旅のことが多いから警戒するというのと、まあ、たいてい公共の乗り物で行けるからです。

2019年の旅でも、ロンドンのユーストン駅から長距離鉄道に乗りました。

イギリスの鉄道は日本と違うところも多いので、はじめて利用される方の参考になればと思います。

【目次 イギリスの鉄道あるある!】

 

電車が何番ホームから出るかは、直前(出発の10分前とか)までわからない!(ユーストン駅など大きな始発駅の場合)

イギリスのロンドン・ユーストン駅の電光掲示板

ロンドンのユーストン駅。電光掲示板に出発ホームが表示されるのを待ちます。写真は中2階から撮影。

今回、ロンドンにある大きな駅、ユーストン駅から出発しました。

ユーストン駅は数年前とくらべて、すごくきれいになっていました。

マークス・アンド・スペンサー(成城石井みたいなミニスーパー)はなくなってしまったけど、セインズベリー(ライフみたいなスーパー)がありました。

中二階ができてて、カフェが4,5軒入っていたり。

で、本題ですが。

ユーストン駅のような、長距離電車がたくさん発着する大きな始発駅の場合、自分の乗る電車が何番ホームから出るのかは直前までわかりません。

そこで、電光掲示板のあるホールにみんな集まって、大きい荷物のある人もそうでない人もつっ立って、電光掲示板に出発ホームの表示が出るのを待ちます。

だいたい出発の10分前くらいに出るので、表示が出たら、みんなで大移動です。

ホールの近くのホームならいいけど、遠くの場合は大変です。

大きなスーツケースの人も必死に移動します。

で、改札はないので、基本、ホームに入って止まっている電車に乗ればいいのですが、今回、私が利用した電車の場合は、ホームに入るところで2人の人が立っていて、切符のチェックをしました。

乗客はいっぺんにくるし、係員は2人だしで大行列!

駅がきれいになって、切符も、スマホのQRコードやバーコードを見せればOKの時代になっても、掲示板を見て、大移動して、人力で切符チェック・・・。

こういうところはぜんぜん変わらないの、すごく不思議です。

改札のない駅が多い(地下鉄にはある)

小さい駅も大きい駅も、改札のないところが多いです。一部、自動改札機のあるところもあります。

切符なしや乗越しは基本的にNG

改札がないためか、よく検札に来ます。

ここで切符のないことや乗越しが判明したら基本罰金です。

私は今回、事情があって、切符なしで電車に飛び乗らなければならないことになり、どうしようと焦りましたが、ちょうどホームにいた鉄道会社の人に(ベンチに座って友だちと談笑中だった)事情を話したところ、

「同僚に話をしておくから、列車の中で切符を買えばいいよ!」

と言ってもらえました。

本当に話してくれるのか、少し疑っていたのですが、ちゃんと検札に来た人に話しが通っていて、すんなり切符を売ってもらえました。

疑ってごめん。

基本、イギリスの人は、年齢・性別問わず親切です!

指定席の予約は前日までしかできない!(指定料金は無料)

日本のように、指定席車両と自由席車両が決まっているわけではありません。

なので、指定席の予約を入れると、ファーストクラスをのぞくすべての車両から、適当な席が割り当てられます。

指定席の予約は無料ですが、前日までしかとれません。当日、フラッと行って、指定席を買うということはできません。

で、長距離列車の場合、フラッと行って乗ると、空いている席を探すのがたいへんなことがよくあります。

とくに2人旅行の人は注意。

私は一人なのでどこでもいいですが、並びの席を探すのはかなり大変だと思います。

どこでもいい人は選り好みせず、空いているところにパッと座るのがおすすめです。

 

空席を見つけたら、そこが指定の予約がされている席じゃないことを確かめて座りましょう。

指定の予約がされている席には、背もたれの上のところに紙が挟んであるか、窓の上部の電光掲示板に表示されます。

指定されている場合も、どこの駅からどの駅まで指定されているかを見て、その区域外だったら座れます。

ただ、知らない駅名だとどこからどここまでの指定なのかピンと来ないので、上級者向けです。

長距離は指定席を予約した方がだんぜん楽です。

電車の料金は本当にさまざま。同じ行き先、ほぼ同じ時間でも料金が違うことも!

電車の料金は早割的なものもあるけど、前日予約でも一本違いで安い電車と高い電車があったりしてカオスです。

まったくルールがわかりません。

長距離で高い場合は、前後に一本ずらすと半額くらいの電車が見つかることも。

座席指定は無料だし、切符売場はしまっていることも多いので、なるべく前日までに予約することがおすすめです。

予約は普通に、「ナショナル・レイル」のサイトである「National Rail Enquiries」がいいです。

他にもいろいろ予約サイトやアプリがありますが、私が調べたときはいつも別に安くもないので、公式的存在である「ナショナル・レイル」でいいと思います。

駅の切符売場はしまっていることも多い

料金が複雑で、さっぱりルールがわからないイギリスの電車ですが、切符売り場で買えば、窓口の人がその時点でベストなものを売ってくれることが多いです。

もちろん、ぜったいこの時間にとかあれば別ですが、そうでない場合は、安いのがいいといえば、その時点でベストなものを売ってくれます。

が、問題は、駅の切符売場(窓口)はしまっていることも多いことです。

電車が来る直前の時間にしか開かないこともよくあります。

やっぱりできれば事前予約した方が旅行者はいいと思います。

わりと簡単に運休になる(行き先が変わることもしばしば)

これは地下鉄もですが、イギリスの鉄道は本当によく止まります。

私の場合、運がいいのか悪いのか、イギリスに行くたびに毎回1回は止まっています。

たとえば、終点まで行かず、途中の駅で全員降ろされることはよくあります。

この場合、そのホームでそのまま待って、次に来た電車に乗ればいいのでまだ楽です。

大変なのは、自力で迂回しなければならないとき。

大きな街なら代替手段がいくつか浮かびますが、地方の駅だと大変です。

ただ、一人じゃないので、他の人についていくとなんとかなることが多いです。

あと、土地勘があれば、この場合はどこそこまで(ある程度大きな駅まで)戻って、そこから長距離バス(コーチ)で行こうとか、アイデアが出ます。

「この電車は○○で止まります」とか、本当にしれっと放送されるので、聞き漏らさないよう、乗ったからといって安心して、イヤホンで音楽とかを聞き出すのはご法度です。 

車内放送を聞き漏らさないように、耳はしっかりあけておきましょう。

今回乗ったヴァージン・トレインでは、なぜか突然、車内放送でクイズが始まりました。え? 

 

 「それではクイズです」え? 

 「一番最初に○号車の○○へ来て正解を言った人には○○を差し上げます」え? 

  すぐにまた放送で、「先ほどのクイズの正解者が出ました。○○さんです、おめでとう」え? 

 

・・・こういう、日本じゃ考えられないことがあったりもするので、耳はあけておきましょう。

※2019年3月からウェールズのコンウィ渓谷鉄道が運休中です(2019年5月末現在)。この運休は大雨の影響なので仕方のないことです。夏までに復旧すべく工事関係者が全力で取り組んでいるようです。代替バスや乗り継ぎについてなどを記事にしました。

www.uchitosoto.com

一般車両のシートは狭い。4人がけのテーブル席がおすすめ!

座席指定するときは、「窓側か通路側か」「進行方向向きか逆向きか」「テーブル席かどうか」を選びます。

私ならテーブル席を選びます。

テーブル席というのは、4人がけ(2×2で向き合うボックス席)のことです。

ここの方が視界が抜けるし、広いので好きなのです。

が、ほかの3人がどういう人なのかに快適さは当然ながら左右されます。

でも、今までおかしな人にあたったことはありません。

ちなみに、テーブルの上に新聞・雑誌、食べ物、食べ物の包み紙などを、ガバっと秩序なく置くのはイギリスではデフォルトなので、おかしな人のうちには入りません😊

※イギリスの鉄道のファーストクラスの乗車記です。
座席は快適? 食事はどう? など書きました!

www.uchitosoto.com

鉄道駅は街の中心にはない。長距離バス(コーチ)は中心に停まることが多い

たいていの街で、鉄道駅は街の中心にはありません。

といっても、だいたい歩いて15分~20分くらいで中心街につくので、明るいうちなら問題ないです。

ただ、基本的に、鉄道駅のそばはあまりよくない地域、というのがまあまああって、最近はそうでもないですが、伝統的にはそんな感じのようです
(地下鉄の駅は違います)。

一方、バス(長距離バス・コーチ)は中心街に停まることが多いです。

長距離バスは時間はかかりますが、乗ったら安心だし、中心街まで行ってくれるし、なにより安いので悪くない選択です。

ロンドン(ヴィクトリア・コーチ・ステーション)からケンブリッジ、オックスフォード、カンタベリーくらいなら、バスの方がポピュラーかもしれません。

でも、個人的には長距離バス(コーチ)より鉄道の方が好きです。

昔は安いから、ロンドン→エジンバラなどもコーチで行きましたが、もう無理かな。

イギリスの鉄道の基本。地方の大きな駅の風景

鉄道が止まるのも、席がなくて右往左往するのも、旅の彩りの一つと思えば全然あり!

イギリス鉄道の旅、楽しいですよ!

 

たった5つの英語フレーズでイギリス旅を乗り切る方法。英語がニガテでもなんとかなる英語術を書きました。

www.uchitosoto.com

最後までお読みいただき、ありがとうございました。